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お陰様をもちまして、盛況の中、公演を終了することができました。
どうもありがとうございました!!

「冬のひまわり」「秋の蛍」で、涙と笑いを巻き起こした、
鄭 義信・松本祐子コンビが送る、甘くてちょっと塩からい、大人のデザート。
 作 /鄭 義信
演 出/松本祐子
出 演/金久美子 若松武史 各務立基(花組芝居) 絵沢萠子
会 場/池尻SIM STUDIO (特設会場)
「アジアン・スイーツ」のためのレシピ
                                鄭 義信

 なんと、『海のサーカス』が12年目を迎えるそうなんです!!
 当初はこのように長く続けていけるとは思ってもみませんでした。そもそも『海のサーカス』は、第一回公演「海のサーカス」を終了した後、「これからどうする?」「続ける?」「名前は?」「『海のサーカス』でいいんじゃない」「タイトルまんまじゃん」──のような、いい加減な会話からいい加減に誕生したのでありました。

 公演も不定期というか、行き当たりばったりで、95年秋、東京国際舞台芸術フェスティバル'95にて、ゲイのカップルたちを描いた第二回公演「カップルズ─冬のサボテン─」(新宿アイランドホール 演出=松本きょうじ 出演=篠井英介、朱源実、伊藤洋三郎、鄭 義信)、97年に下北沢演劇祭にて、架空の都市の震災後の家族を描いた第三回公演「春のキッチン」(ザ・スズナリ 演出=伊藤明子 出演=伊東景衣子、佳梯かこ、朱源実、伊藤洋三郎、鄭 義信)。そして、2000年、01年、02年、03年と連続上演を続ける第四回公演「杏仁豆腐のこころ」(作演出=鄭 義信 出演=佳梯かこ、宇佐美亨。名古屋芸術創造賞、関西現代演劇俳優特別賞受賞)と、水が流れるまま、柳が風に流されるまま、公演を続けてまいりました。
 こんな主催者側のいい加減さを多くのファンの方々や、心配するスタッフの努力と熱意が支えてくれたものと思っています。紙上からではありますが、ここに改めて感謝を申し上げます。
 さて、前置きが長くなりましたが、第五回公演「アジアン・スイーツ」のご案内です。
 今回、黒テント以来の長い付き合いである金久美子をヒロインに迎え、「月はどっちに出ている」でえげつなくも愛すべき母親を見事に演じきった絵沢萠子さん、言わずと知れた若松武史さん、そして、花組芝居の若手看板役者の各務立基くんと、12周年にふさわしい素敵な役者さんたちが集結いたしました。

 演出には、これまで僕の「冬のひまわり」「秋の蛍」を手がけ、「ペンテコスト」「ホームバディ・カブール」と次々に意欲作を放ち、本年一月には「ガラスの動物園」に挑戦する文学座の松本祐子があたります。
 会場となる池尻SIM STUDIO には特設会場を組み、既成の劇場とは一味違った劇空間にすべくスタッフ一同、大いに張り切っております。
 
 たっぷり砂糖をのせて、ちょっぴり塩もきかせた「アジアン・スイーツ」、どうぞお召し上がり下さいませ。
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